先輩社員インタビュー INERVIEW

神奈川三菱ふそう自動車販売株式会社の支店で働く、6人の先輩社員のインタビューをご紹介します。

メカニックの成長には終わりがないからつねに挑戦を続けられる 戸塚支店整備工場 メカニック 三浦 哲也(2006年入社/新卒)

あの手この手でトラブルの原因を究明。

いま思えば、高校時代、友だちが大きなバイクを走らせる姿を見て憧れの気持ちを抱いたことが、この業界に入るきっかけでした。すぐにバイクやクルマが好きになり、自分で整備や修理もしたいと思ってメカニックの専門学校に入学。就職先として神奈川三菱ふそうを選んだ理由はいくつかあって、まず企業インターンシップを体験した際にトラックに触り、ディーゼルエンジンの構造に興味を持ったことが大きかったです。さらに、周囲が次々に乗用車ディーラーに就職する中で、自分は違ったことをやってみたいと思ったことも理由でした。そしてもう1つ、日曜日が定休ということも決め手の1つでしたね。

新卒で入社後、戸塚支店に配属され、一時期戸塚支店整備工場の建替えに伴い横浜支店に異動したのち、現在も戸塚支店にてメカニックとして働いています。車検や一般点検の経験を積んで、6年目くらいから一般修理を任されるようになりました。車検や点検は基本的に決められた項目に沿って作業を進めますが、一般修理はそれほどシンプルではありません。「ギアが入らなくなった」「異音が気になる」など様々なトラブルが生じたトラックやバスに対し、部品を外して目視をしたり、故障診断機でエラーコードを確認したり、電気系統のテスターを使ったり、あの手この手でトラブルシューティングを行います。そう多くはありませんが、どうしてもトラブルの原因が突き止められない場合も。そんなときは、工場内のメカニックに相談をしたり、ほかの工場の技術者からアドバイスをもらったりすることもあります。そのようにメカニック間のつながりがあることは、当社の働きやすさや成長しやすさにつながっていると感じますね。

後輩には、“知識”よりも“知恵”を教えたい。

これまで多くの先輩メカニックに成長を支えられて、いまの自分があります。先輩からの指導で心に残っていることはたくさんありますが、その1つが、ある先輩の「ほとんどの修理は、外して付ければいいだけだから」という言葉です。これは、修理の本質は部品を外して直して付けるだけであり、一見、複雑な手順が求められるように見えても、一つひとつ順を追って作業をすれば難しいことはないといった意味です。この言葉を聞いたとき、とても腑に落ちて、はじめて経験する修理でも不安が小さくなりました。

逆に私が後輩に伝えたいのが、“知識”よりも“知恵”を身につけてほしいということです。何か分からないことがあるとき、先輩から教わることで新しい知識が身につきます。しかし、きちんとお礼を言わなければ、次は快く教えてくれないかもしれません。普段から気持ちよく挨拶をしたり感謝の言葉を伝えたりして、よい関係を築いていく力とは、ある種の知恵だと思います。メカニックの仕事、とりわけトラックなどの大型車はチーププレイが大事だからこそ、そうした知恵を身につけてほしいと考えています。

メカニックとしての学びに終わりはない。

私自身、今年で勤続17年になりますが、メカニックとしての学びは、いつになっても終わりはありません。トラックやバスもつねに新しいテクノロジーを取り入れて進化を続けていますから、これは当然です。例えば、近年、大型トラックでも自動で前のクルマを追従する機能が実現され、私も体験したのですが、一昔前から考えると驚くほどの進化です。こうした機能に不具合が発生した場合にも対応しなくてはなりませんから、メカニックは学び続ける必要があるのです。

仕事の喜びは、頑張って修理をした車両が問題なく公道を走ってくれることですね。戸塚工場は場所柄、路線バスが多く入ってくるんです。バスは構造上少し手間がかかり、夏場は車内が灼熱になるなどなかなか大変。そうやって手をかけたバスが付近を走行しているのを見るのはうれしいものです。また、自分は根っからクルマが好きなので、大型のトラックやバスを運転できるのも楽しいですね。修理後に公道で試運転をするケースもありますが、運転士でもないのに路線バスを走らせる機会なんて、なかなか持てないと思いますよ。

メンバーのよさを引き出せるリーダーになりたい。

入社動機でも述べたように、日曜日が定休で、土曜日も交代で休める環境は本当にありがたいと、特に家庭を持ってから実感しています。週末の子どもの行事にはできるだけ参加して成長した姿を見たいですし、つねに不参加だと家庭内での立場が微妙になりかねませんから(笑)。

今後の目標は、班のリーダーになることです。そのために心がけているのは、後輩の言葉にしっかりと耳を傾けること。こちらばかりが話して教えるのではなく、相手の思いを聞くことで一人ひとりのよさを引き出せるからです。そのようにチーム力を高められるリーダーになるために、これからも成長を続けていきます。

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